Back to Japanism

日本らしさに回帰する

春の東風が吹く頃、蔵中に、甘い薫りが漂い始める。
今は昔、蔵の前には梅の古木があったという。

天地(あめつち)の分かれた頃から、岩清水は滔々と流れ続ける。
陽光の中、空高く舞い上がり、小鳥は賑やかに歌う。
花は鮮やかに咲きほころび、山はただそこにある。
土地の風、土地の色、土地の薫り。
目に見えないものを味方につけて、
「花の香」という名の清酒が生まれ、やがて、花開いた。

日本の米作り文化の縮図ともいえる場所で、
先人たちから受け継いだ大地の記憶が眠る。
命あふるるこの土地で酒造りを生業としてきた我々は、
自ら育て、自ら醸す、醸造家であることにこだわる。

そしていま、古くて、新しい、原点回帰の酒造り
あらためて挑戦するつもりだ。

日本酒は八十%以上が水。
だからこそ、仕込み水と同水域の水で育った酒米を。

特別な「和水」の地を醸し、酒にして届けていく。
目指すのは最高無比の酒だ。

土地への畏敬の念は二千年経っても色褪せない。

答えは外にない、中にある。
日本は、新しい。

Roots of 
Kumamoto.

熊本の歴史・文化にこだわる

Domaine Nagomi

和水の米と水にこだわる

HANANOKA ISM

花の香独自の香り・酒造りにこだわる